「あの、ご飯、食べ終わったら、さ・・・庭に来てくれないか」

「・・・・・私??」

「あぁ、いいかな」

「あ、はい。わかりました」





今日の朝、金髪の男の子に話しかけられた。確か名前はドラコ・マルフォイ。スリザリンの子だ。
いつもハリー達にちょっかい出しては、ことごとくやられているあのドラコだ。
私的には好みの顔をしているから気になっていたけど、寮が違うから特に関わる事はなかった。




「っ!!あんた何したのよ!?」

「え?」



一緒にご飯を食べていたに、肩を持って縦横に振られる。頭が、痛い。
というかそんなこと私に聞かれても知らないって。




「知らないよ、私だって混乱してるんだから」

「・・・・そりゃそうよね。私達ってほとんど一緒にいるし、ドラコと話してるところなんて見たことないし」



わかってるなら最初から聞かないでよね。



「ま、とりあえず・・・・頑張って☆」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・ちょっと、何かしゃべりなさいよ」



私はそのままのことに触れず、ご飯も食べ終わったので庭に向かった。
庭と言ってもここはホグワーツ。広い広い。きょろきょろと辺りを探してみれば、金色の頭が見えた。
走って駈け寄っていくと、足音に気づいたのかこっちに振り向いた。
まだ雪が溶けてすぐで寒いはずなのに、彼の顔は赤く染まっていた。




「ごめんね、待った?」

「っいや、全然。僕も今来たところだ」

「そっか。それならよかった」



ほっと胸を撫で下ろす。いや、けどこれはドラコが紳士なだけで、気をつかっていたり・・・
なんて事はさすがにないだろ。だって初めて話すんだもんね。初めてじゃないけど。



「ところで、なにか・・・」

「!!ごめん。急に、勝手に呼び出して。初めて・・・だよな、話すの」

「あ、一応・・そうです」



よかった。初めてで。何かやって呼び出されたならどうしようかと思ったよ。



「僕の名前はドラコ・マルフォイ」

「知ってますよ」

「え!?」

「いや、よくハリー達と絡んでるなぁって・・・」



知ってる。そう言えば、急に笑顔になった。が、ハリーの名を出した途端、顔色が急に悪くなった。
なんでだろ。どれだけハリー達のこと嫌いなのかな。



「・・・グリフィンドールは、嫌いですか?」

「え?」

「いや、よくハリー達に言ってるから、そうなのかと・・・」

「・・・・そんなことは、ない。ただ、あいつらが気にくわないだけで」

「そっか、ならよかった。私もグリフィンドールだからさ」



ドラコはすまなそうな顔をしている。私の思っていたイメージと違ってちょっとビックリだ。




「それで、本当に急なんだが」

「うん」

「その・・・」



なんだか落ち着かない様子のドラコ。ちょっと可愛いかもしれない。
蒼白な顔には似合わないくらいの真っ赤な顔。何をそんな恥ずかしいことを言うんだろうか。




「あの・・・」

「す、好きだ!!!」

「え」

「返事は、後でいい。それじゃぁ」

「え、ちょ、待って」



「・・・・」


まさに風のようだった。
言い逃げされた。というかあれは告白だよね?



「・・・・・・うそん」



夢?これは、夢?












翌日、夢じゃないことを知りました。