おそらく僕は、君のその性格に、助けられているんだと思う。




















「ねぇ、


『なぁに?』


「人間は愚かな生き物だと思わないかい?」


『・・・・まぁ、言われてみれば』









急な問いに応えてくれた彼女、
微妙な表情をしながらも、僕の考えに肯定してくれた。
そんなに、ちょっとした意地悪な質問をする。










「なぜは愚かだと思う?」


『えっ・・・・うーんと・・・・それは、リドルがそうだと言ったから・・・?』


「へぇ・・・・嬉しいことを言ってくれるね」


『う、嬉しいの?』








あたりまえじゃないか。
好意を持っている相手にそんなことを言われたら。
はそういうところが鈍いな。












『それじゃぁリドルは、なんで愚かだと思うの?』


「・・・・・聞きたい?」








ニヤリと怪しく笑ってみせれば、
「や、やっぱいいです・・・」と遠慮をした。
なんだ、つまらない。







はもう話が終わったのだと思い、
途中で読むのをやめてしまった本をまた開き直し、読み始めた。
しかしリドルはまだ話が終わってないらしく、また話をし始めた。












「・・・・・・・まぁ、こんな僕も君の前だと愚かなものになってしまうが」


『・・・・・・・・え、まだ話があったの』


「ねぇ。それ、酷い言いようだよね。今僕思い切って言ったところなのに」


『嘘!聞いてなかったよ・・・・というわけでもう一度言って下さい』


「はぁ・・・まったく。だから、」
















君の前だと愚かになってしまう。


だって僕はこの手で君を殺したいと思ってしまうんだ。


とっても愚かな考えだと思わないかい。


















『いや、愚かと言うより、狂ってるよ。てか私殺されたくないし』




どちらかというと眠るように死にたいな。あ、病気も嫌だな。









「・・・・・・そう」






おかしいな。
普通ここでは、



「お生憎様。リドルになら殺されて良いと思っているの。私も愚かなのかもね」



とか、そういうこたえ方をするはずだけど。








『リドル。誤っても私を殺さないでね』


「はいはい。僕がを殺せるとでも思ってたの?」


『少し本気でとらえてたかもね』








そう言って少し声の漏れた笑いをして、
「リドルってたまに変な時に真剣になるからおかしい」だなんて。

リドルはからのまさかの返答に驚きながらはクスクスと口元に手を当てて笑い出す。












あぁ、やっぱり彼女はこうでなくちゃ。





僕の期待を良い意味で裏切ってくれる。