『ねぇ銀ちゃん』

「んー?なぁに?」
『キモ』
「え!?ちゃん!?酷くない!?ねぇ、酷くない!?急にそんなこと言われちゃぁ、一応銀さんも人間....」
『なぁに、・・・とか男のくせにいってんじゃねぇよ!』


私は銀ちゃんの言葉をさえぎり、とどめの一撃をさす。 案外効いてるのかもしれない。銀ちゃんの声が全然聞こえてこないから。 けど別に気にしないでおこう。


「いやいやいやいや、ちゃん。ちょっとは気にしようよ。ね、ね、銀さん虚しくなっちゃうから!!」
『勝手に虚しくなってろ。てかお前の話さっきから長ぇんだよ』
「ねぇ銀さん泣いていい!?ねぇ泣いていい!?」


ゲッ、こいつ本気で泣きやがったよ。やめろ、むさっくるしいから。惨めだから。


「グスッ。じゃぁちゃん、銀さんのこと慰めてよ・・・」
『勝手に人の心よむな』
「すいませんでした」


ちょっと、こいつはプライドとかいうものはないのか。そんなにすぐ頭下げて。 あ?お前それでも男か。真ん中に一本と、両脇に玉かかえてないんかぃい。 ちょっとちゃん、女の子がそんなお下品なこと言っちゃいけませんっ。 なに無断で人の心の中入ってやがる。


「すいませんでした」


あ、この人ついに土下座しちゃったよ。 いい加減かわいそうだし、いじめるのやめるか。


『銀ちゃーん。おーい、銀ちゃん?さっきの言葉、嘘だからね』
「あったりまえじゃ〜ん。銀さんが本気にしてたとでも思ってたのか?そんなわけ...」
『嘘じゃボケェ、死にさらせ。』
「え、嘘。ちゃん、うそだよね?ねぇ、嘘だよね?!嘘だと言ってーーー!!」


いい加減本当にうざくなってきたな。てか私にたてつこうなんて何百億年も早いんじゃ。


『はいはい、嘘ですから。これでいい?』
「あぁ、銀さんその言葉聞けて安心したよ」
『あんなこと本気で思ってたら銀さんとつるんでないから』
「ちゃん、そこはつるむ、じゃなくて付き合う・・ぶほぉあっ!!」


しょうがなく、一発銀ちゃんを殴っておいた。


「しょうがなくって、なんで!?」
『心読むなよ。いや、銀ちゃんが私のむかつきポイントついてくるからさ、殴って欲しいのかと思っちゃって』


てへ、と舌を出し頭をかいて笑う。そんな私を見て銀ちゃんはでへ、と頭をかきながらにやけた。 アホだ、こいつ。正真正銘のアホだ。自分いじめられてるのに気づいてないのだろうか。


「んんwwかわいい!!ちゃんvV」


ぎゅうっと銀ちゃんに抱きしめられる私。・・・意外に好きよ?抱きしめられるの。 けど銀ちゃんになめられてる感じがして嫌だ。 それでも私は、ちゃっかり銀ちゃんに抱きしめられてるんだけどね。













なんだかんだいって




(・・・銀ちゃん)
(ん〜?なに?
(・・・・・好き)
(え。)
(何よ)
・・・俺もだぁあああ!!ガバチョ)
(ぐへえっ!!ぐ、ぐるじぃ・・・)
(ああ!!ごめんごめん。あまりにも愛おしすぎて・・・)
(ごほっ・・・ていうかそこはさ、好きだよって、返してよ・・・)
(!!むふふ。銀さんも好きだよ、のこと。愛してる)
(うん。)




幸せだなぁと思う