目の前には、天井。
・・・の前に顔。
「・・・・・」
『・・・・・』
「・・・・・」
『・・・・何・・・』
朝、なんだか窮屈さを感じて目が覚めた。
そしたらなんか目の前に顔があった。そして奥に天井があった。
ちょっと恥ずかしい。
あぁ、つかまってる・・・
まだ覚醒しきってない頭をフルに動かして、今の状態を把握する。
どいてくれないだろうか。
起きるにも起きれないじゃないか。
「。ご飯」
『・・・・そんだけ?』
普通に起こしてくれ。朝っぱらから心臓に悪いわ。
じゃぁどいて。と一言言って目の前の人物を押す。
あれ。ぴくりとも動かないんですけど。
『あの、どかないとご飯作れないんだけど・・・』
「それぐらい知ってるよ」
じゃぁ退けよ。
ムッと顔をしかめると、君は口角を上げ、にやりと笑った。
あ、どうきがする。そして危険な空気が流れている気がする。
君はまだ笑っている。あ、やばいかも。
「ご飯はご飯でもちょっとわけが違う」
『ご飯はご飯であってご飯以外のなにものでもない。と思うんですけど』
「いや、ご飯はご飯でも空腹を満たすご飯じゃなくて...」
『ご飯作ってきます』
「俺の身体を満たすご飯を食べたいんだよ」
カァアッと顔に血が上る。
朝っぱらから盛らないでほしい。切実に。
『何言ってるんですか!早くっそこ退いて下さいよ!!』
「い・や。じゃ、いただきます」
『ちょっ!ちょっと待って、て顔近づけないで!!』
「、うるさいよ。ほら、目ぇ瞑って」
『いやいや瞑りませんから!私やる気ないので諦めて下さい!!』
「お前が諦めろ。」
もう一度抵抗の言葉を吐こうとしたが、時既に遅し。
音を出そうとしたそれは、塞がれてしまった。
久しぶりにあんなに怒鳴ったのにな。
無視されたな。ショックだな。
「クスッ。、余裕?」
『・・へ?』
あ、やばい。ばれた。
「悪い子。少ーし、『集中します。集中します』
「おしおきしなきゃいけないね」
がーーーん。鈍器で頭を殴られたくらいの衝撃を受けた。
折角言葉遮ったのに!意味なくなった・・・。
ああああああああ!!と心の中で泣いていると、
「また考え事?いけない子だね。さっきも言ったのに」
と”おしおき”の度が増したのだった。
自分で状況を酷くしていっているという事実に、目を背けたかった。
いただきます。
心も体も満たされました。
ごちそうさまでした。